【初心者向け】投資信託のはじめ方

投資信託 お金のはなし

はじめに

資産運用ってしたほうがいいのかな?

でも難しそうだし…

今は資産運用を一般的になってきてるよ。

手続きも簡単になってるから挑戦してみよう!

みなさんは資産運用していますか?筆者自身、今まであまり興味を持っていませんでした。
でも気づきました!「銀行預金って無駄じゃ…?」

最近の銀行の預金金利は、みずほ銀行の普通預金で0.001%です。
10万円預けて1円。
雀の涙にもなりませんね…

そこで今回は筆者の経験も踏まえながら、投資信託を中心とした資産運用についてお話していこうと思います。

投資信託とは?

まず「投資」とは、利益の出そうな企業の発行する株式などを購入して、価格が上がったときにその差額を得たり配当金をもらって資産を増やすことを言います。

ここではその投資のなかでも「投資信託」に注目していきます。

投資信託は個人で株や債券を購入するのではなく、運用の専門家が売買の指示を出すファンドにお金を預けて自分の代わりに運用してもらい、出た利益を得るという方法です。
個人で運用するには専門的な知識や、常に価格をチェックする時間も必要になりますが、投資信託では一度預けたら基本的にはほったらかしで大丈夫です。

しくみ

投資信託を利用する場合、「販売会社」「信託銀行」「運用会社」の3つが関連してきます。
一つずつ見ていきましょう。知っているよっていう人は読み飛ばしてください。

イメージ

販売会社

販売会社は投資家に一番身近な存在で、銀行・郵便局・証券会社などです。投資家は販売会社にお金を預けます。

信託銀行

信託銀行は販売会社が集めた資金を預かり運用に備える役割をします。

運用会社

運用会社は信託銀行に預けられたお金を増やすために、どこにどれくらい投資するかを考え、実際の売買の指示を信託銀行に指示します。

メリット

上記のように3つの機関が関わるのには理由があります。
それは出資金の保全です。

仮に販売会社にのみ出資金が集まった場合、販売会社が横領すれば投資家が被害にあいます。
これは運用会社・信託銀行にも当てはまり、どこに集まっても被害がおきる可能性があります。

そこで3つの機関を置き、それぞれが出資金を正しく使っているかを監視しあうことで安全な運用を可能にしています。

デメリット

3つの機関があることで、手数料が複数かかることがデメリットになります。
具体的には以下のようになっています。

・購入時手数料(ネット証券の場合最近はノーロードで無料の場合が多い)…販売会社に支払われる。

・運用管理費用(信託報酬)…販売会社、信託銀行、運用会社で配分される。

・監査報酬…正しく運用されているか監視する第三者機関へ支払われる。

・売買委託手数料…売買の仲介人に支払われる。

・信託財産留保額…換金時、その売買などで出た手数料が残った投資家に影響しないようにファンドに支払う。(払わなくていいファンドも多い)

それぞれの支払割合は少ない(安い信託報酬で0.03%など)ものもあるが、これら手数料は確実に資産からのマイナスとなるため少しでも安いファンドを探したいところですね。

投資の手順

投資に興味を持った人はここから一歩踏み出してみましょう。

まずは証券口座を持つ必要があります。銀行や郵便局でも開設することができますが、信託報酬などが高いことが多いので、ここではネット証券での口座開設のみに絞ります。

ネット証券はいくつもありますが、今回は筆者オススメのSBI証券と楽天証券についてお話しします。

SBI証券

SBI証券は口座開設数が720万を超える(執筆時点)大手ネット証券会社です。申し込みから取引開始までも早ければ3日程度で始められるのでやる気を失う前に取り組めます。

手数料も安く、投資信託の購入時手数料はノーロード(無料)です。
投資信託取り扱い本数も2680本(執筆時点)と多いので欲しいものがないということはあまりないと思います。
株式取引の手数料なども安いのですが、今回は投資信託についてのみ触れます。

その他の特色としては、三井住友カードやTポイントで買付することもできます。

Tポイントを利用できるのはいいのですが、クレジットカードでの買付については筆者は反対です。
庶民の投資は余剰金で行うべきだと思っています。
投資は元本割れのリスクが必ずあるので、生活費を割いてしまうと負債を抱えたときに立ち行かなくなってしまいます。
クレジットカードは今ないお金で買付することになるため、コントロールが難しいと感じます。
最終的には自己責任ですが、生活に困らない資金を確保した上で投資をするのはいいと思います。

楽天証券

楽天証券は口座開設数が600万(2021年5月)を超えた業界2位のネット証券会社です。SBI証券同様、申込みから3〜4日程度で取引を開始できます。

投資信託取り扱い本数は2672本(執筆時点)と多く、投資先を幅広く選べます。

各種取引や投信残高によって楽天ポイントがもらえるのも面白いです。溜まったポイントで投資信託を買うことも可能です。

楽天証券

入金&買付

入金


口座を開設したら口座に入金します。ネットバンキングで送金するのが一般的ですが、銀行振り込みも可能です。ネットバンキングで送金すると即口座に反映されるのでスムーズに買付ができるのが魅力です。

買付

口座に入金したら管理ページから買付ができます。

買付は「金額買付」と「数量買付」があり、どちらでもいいですが最初は金額買付のほうがわかりやすくて安心です。

その際、NISA・つみたてNISAを使う場合はNISA枠で購入することを忘れないようにしましょう。

投資信託は株式のようにリアルタイムでは売買できません。1日の取引が終わった際に基準価額(きじゅんかがく)が決まり金額が確定します。そのため、購入してから受け渡しまで2〜3営業日かかります。これは売る場合も同じで、売る場合は売りが確定するまで2〜3営業日+銀行への送金で2〜3営業日となり、銀行への入金に1週間程度かかります。

まとめ

今回は投資信託の仕組みについてお話ししました。

次回は具体的に投資する銘柄などについてお話しできたらと思います。

【初心者向け】インデックス投資の基本へ

最後までご覧頂きありがとうございました!

タイトルとURLをコピーしました