【DIY】自作PCの忘備録~モニタが映らない…

PC使いのエトセトラ

久しぶりに作りましたがトラブルが…

今まで使っていた自作PCが壊れました。
まずBIOSが起動しない…
マザボがアウトだったので、これを機にCPUも新しくしようと思い購入&組み立てしたのでその忘備録を残します。

事前準備

買ったもの

今回はそこまでハイスペックを求めていない(ネット閲覧・Officeを一通り・Photoshop・Illustrator・時々ゲーム程度)ので値段のバランスを見ながら購入しました。

買ったもの

グラボ(GeforceGTX1060)はそのまま使えたので買いませんでした。それ以外はせっかくなので新調しました。

CPU:Intel Corei5 10400F←鬼門①
MB:ASRock H570 Phantom Gaming4←鬼門②
HDD(M.2):WD Blue SN570 1TB
メモリ:キングストン FURY DDR4 2666MHz 8GBx2
CPUクーラー:Deepcool Gammaxx GT
PCケース:Sharkoon ミドルタワーPCケース VS4W

商品の詳細や価格はこちらのページにまとめてあります。

組み立て

準備①

まずは全て開封して付属品に不足がないか確認します。これ大事です。その際、外箱などは捨てないほうがいいです。初期不良などで返品する時に困ります。←今回はPCに興味を持ち始めた我が子と一緒に組み立てましたが、ちょっと目を話した空きにほとんどの箱が折りたたまれていました…ありがとう。でも返品のことを考えるともう少し待ってほしかった。←この後この不安が現実のものになります。

準備②

いざ組み立て!と、その前にしっかり手を洗います。パーツはデリケートなので極力ゴミやホコリが入らないようにします。それと手を洗うと静電気を逃がすこともできます。静電気はPCパーツの大敵です。念には念を入れます。

組み立ては手順に悩むところですが、今回はMB上である程度組み立ててからケースに入れることにしました。この辺りはお好みで。

HDD(M.2)の取り付け

まずはHDDを取り付けていきます。MBにもよりますが、大抵は他のパーツで隠れるような場所に取り付け位置があるし小さいパーツなので先に組んでしまったほうがいいでしょう。

↑こんな感じで隠れます。
今回のMBには3枚搭載可能です。ただ注意しなければいけないのはPCIe4.0は使えないです。
PCIe4.0ポートはIntelでは第11世代以降が対応しているため、今回の第10世代では使えないのです。くぅ…知らなかった。勉強不足でした。
今回買ったM.2は2280規格です。取り付けは刺してネジで留めるだけ。簡単です。

メモリの取り付け

メモリはCPUクーラーで隠れてしまうことが多いのでCPUより先に取り付けます。


メモリは同じものを4枚指すのであれば問題ありませんが、2枚や他容量の組み合わせなどの場合は取り付け位置に注意です。
最近のMBはデュアルチャンネルに対応しています。同じ容量になるとしても1枚で構成するよりも2枚刺したほうが処理速度が早くなります。(16GBx1<8GBx2のように)

2枚刺す場合はA2/B2に刺しましょう。こうしないとデュアルチャンネルになりません。(一応A1/B1でもデュアルになりますが基本はA2/B2です。)
写真のようにCPUから数えて2番目と4番目です。
今回はあまり良くありませんがこれまで使っていたメモリ(8GBx2)と新しいメモリ(8GBx2)で構成しました。そんなに重いゲームなどもしないので32GBあれば十分と判断しました。

↑追加購入したメモリ。

CPUの取り付け

一番気を使うところです。位置を間違えたりピンが折れたりしたらアウトです。
MBにピンが無数になり、CPUには基盤があるのでこれが正しく接触していればOKです。(基盤には絶対に触れてはいけません。)
正方形なので角度に注意します。CPUとMBには小さな三角が打ってあるのでそれを合わせるように置きます。(CPUに刻印されている文字が正しく読める角度で問題ありません)
置いたら取り付けピンを戻し、CPUクーラーを取り付けます。
クーラーは本体とファンが組み合わさりますが、最初はバラで入っていると思うのでセットします。
クーラーにはMBとの留め金が入っていると思うのでネジなどを付けてからMBの裏にセットします。
あとはCPUにグリスを塗ってクーラーを固定します。
グリスはCPUに伸ばして塗るのではなく、小豆大をCPUの中央に置きます。クーラーを圧着すると自然と伸びるので大丈夫です。塗りすぎるとはみ出してMBなどに干渉する恐れもあるので注意です。
※不安であれば一度取り付けて外し、どのように伸びているか確認してみてもいいと思います。

PCケースへ取り付け

メインパーツは組んだのでケースに組み付けます。
結構な数のネジがあるので付け忘れに注意しましょう。
ネジにはワッシャーがついてくると思うのでそれも取り付け忘れないようにしましょう。MBには基盤保護用の土台がついていますが、傷をつけるとMBが使えなくなる可能性もあります。ワッシャーで保護しましょう。

次に基盤にケースから伸びている電源スイッチなどの配線をつけます。

説明書にこんな感じの配線図があるのでこれを見ながらケースの配線を取り付けていきます。
配線にも同じ印字がされているのでそれを合わせていきます。
配線は表裏どちらでも取り付けられます。+-の記載がありますがどちらにつけても動きます。
ただ、あえて変える必要はないので説明書通りに取り付けましょう。
※写真を取り忘れました…

電源の取り付け

電源を取り付けていきます。
電源には、ユニットから直に配線が出ているものと配線がプラグイン(必要な分だけ刺す)のタイプがあるので好きな方をチョイスします。最近のものはほとんどがプラグインです。いらない配線は付けなくていいのでケース内がスッキリします。

↑今回買った電源(フルプラグインです)
基本的にはMBに刺すものが2種類、グラボに1種類です。刺さるようにしか刺さらないので簡単です。
コネクタが結構硬いので怪我に注意です。ある程度押さないと刺さりませんが過度に押すとMBを割る可能性もあるので注意しましょう。(体重をかけて押すなどは厳禁です)

試運転

電源・CPU(CPUクーラーも)・メモリが正しく取り付けられていれば(HDDがなくても)この段階でBIOSまでは起動するはずです。
今回のCPUには内蔵グラフィック機能がついていないのでグラボも取り付けます。
電源をコンセントに差し込み、いざスイッチオン!
CPUファンが回っていることは確実に確認します。万が一接続不良があると熱でCPUが壊れる可能性がありますが、ほとんどのMBはファンが回っていないと警告音が出るので確認できます。

トラブル発生

ん?モニタに何も映らない…
モニタの電源は入ってる。モニタとのケーブルは刺さってる。グラボのファンは回ってる。

ここで鬼門①。
CPUに内蔵グラフィックがないのでMBのコネクタに接続しても当然映像は出力されません。
内蔵していて、そちらで映るようならグラボの故障とわかりますが今回はその方法では確認できません。

トラブルシューティング

購入したパーツの初期不良を疑う前に原因確認をしてみます。

グラボ

まずはここを疑います。というのもグラボは前のものを移植して使っているので壊れている可能性は十分あります。
昔使っていたグラボを引っ張り出してきて刺してみます。
やはり映りません。グラボが2枚とも故障しているとは考えづらいので別の原因を探ります。

メモリ

次はメモリです。とりあえず別のポートに刺してみます。
試すときは1枚だけをA1・B1・A2・B2の順に刺していきます。
全部試しましたがだめでした。

電源

電圧不足などでもグラボが正常に作動しないことがあるので、前に使っていたものに変えてみます。
これも効果がなかったので除外。

HDDの取り外し

BIOS起動までの確認であればHDDは必要ありません。
最小構成で試したいのでM.2SSDを外します。
効果なし。

CPU

次はCPUの接触不良を疑います。
外すのは手間ですがしょうがない…
ピン折れなどの最悪の状況にビビりながら外しましたが特に破損や取り付けミスはなし。

初期不良

いよいよ初期不良を疑います。
MBにエラーを示すLEDがついているものもあり、それであればCPU・メモリ・RGB(グラフィック)・BIOSのチェックができます。
でも今回のMBにはインジケーターがついていないので確認できませんでした。
さて、返品の準備…と思ったときにふと思いつきます。

ケーブル??

今回のテストではDPケーブルを使っています。HDMIより高画質な映像を転送できるので普通に使っていましたが、HDMIケーブルを試していませんでした。
そこで期待をせずにDPケーブルを抜いてHDMIケーブルを刺して見ると…

映った!!

ということで今回の原因はケーブルでした。
スーパー初歩的なミスですみません…
なんでDPケーブルが駄目だったのかわかりません。
その後OSをインストールしてから試しましたが、HDMIではMBのロゴ画面から表示されますが、DPだとログイン画面までいかないと表示されない状態でした。
なんで!?
原因は未だに不明です。
今後色々試してみたいと思いますが今回はこれで解決。
無事、新PCに移行しました。

まとめ

久しぶりの自作でしたが、とんでもないところで躓いてしまいました。
基本的なことこそ見逃しがちですね。
さて、気を取り直してWindows11にアップグレードして様子を見たいと思います。
Windows11の良し悪しなども別の記事で紹介していきたいと思います。

最後までご覧頂きありがとうございました!

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