Accessの基本・テーブル・クエリについては以前の記事をご覧ください。
フォームとは
テーブルやクエリは知識がないと扱うのが難しい部分があります。そこで作成した人以外でも簡単にデータの入出力ができるように整えるのがフォームです。
誰にでも使ってもらえるようにわかりやすいフォームを作ってみましょう。
フォームデザイン
まずはフォームを作成します。
フォームデザインを選択しましょう。
すると白紙のフォームが表示されます。
詳細の中の空白部分で右クリックするとプロパティを選択できます。
表示されたプロパティシートのデータタブにある「レコードソース」に設定したテーブルを処理することができます。
レコードソースの設定
実際にレコードソースを選択してみましょう。
例えば個人情報を選択してみます。
これで個人情報テーブルを編集できるようになりました。
アイテムの配置
個人情報にあるそれぞれのフィールドをフォームに表示します。
まずテキストボックスにIDを表示します。
デザインタブのテキストボックスを選択し、フォーム上の空白部分をクリックします。
非連結のテキストボックスが配置されました。※非連結はまだ何のデータもリンクしていない状態です。
配置されたテキストボックスを選択状態にし、プロパティのコントロールソースにIDを選択します。
非連結だったテキストボックスがIDと表示されるようになりました。
表示してみると
テーブルの1番最初のIDが表示されます。
ここで値を変更するとテーブルの値も変更されます。
20211014001→20211014010に変更してみます。
テーブルの値も変更されました。
その他のフィールドもテキストボックスを配置することで表示・変更することができます。
ボタンを作ってみよう
フォームにはボタンを配置することができます。ボタンを置くことで、ユーザーが直感的に操作できるようになります。また、VisualBasicやマクロを使うことでより複雑な処理をすることができます。
ボタンの配置
デザインタブからトグルボタンを選択しフォームにクリックで配置します。※配置後に好きな大きさに変えることもできます。
今回は「閉じる」と名前を付けましょう。
併せてプロパティの名前も変更しておきます。※VB上ではこの名前で認識されます。
コードの書き込み(Visual Basic)
続いてイベントタブの「クリック時」を「イベントプロシージャ」にしておきます。
このような画面がでます。ここに色々な処理を書くことでボタンに動きをつけることができます。
今回はフォームを閉じる動作をしてみます。
「Private Sub 閉じるボタン_Click()」と「End Sub」の間に以下のように書きます。
Docmd.Close
書けたらイベントプロシージャを閉じます。(右上の×で消して大丈夫です)
フォームに戻ったら表示してみましょう。
閉じるボタンを押すと、保存の指示のあとにフォームが閉じます。
プロシージャではClose以外も様々な動作をさせることができます。
簡単な動作であればマクロでもいいですが、複雑な計算や処理をさせようとするとVBの方が便利かと思います。
最初はどうしていいかわからないこともあると思いますが根気強く学習していきましょう!
最後までご覧頂きありがとうございました!